【カードGB2】速攻ビートダウンカメックス単デッキ考察

どうも、こんにちは。

久々に旧友と遊んだ際に何故かポケモンカードGB2で対戦することになりました。

ネタデッキなどもいくつか持ってましたが、なんだかんだで私の中で最強候補であるカメックスデッキとその他デッキとの戦い方について書きたいと思います。

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基本的なこと

ポケモンカードGBシリーズでは、ゲーム開始時の7枚ドローでたねポケモンがいなかったときのデメリットが存在しません。

強いて言えば手札を晒さなくてはいけないですが、どうせゼニガメを出した時点でデッキ構成はバレるので結局は引き直し放題になります。

サンダー単デッキ等でも同様のことが言えます。

また、初代ルールは先攻のトレーナーカード使用について制限が無く、ターン開始時のドローも出来るので進化可能ターン等の細かいところも含めて全てにおいて完全有利です。

むしろ先攻コイントスで全てが決まると言っても良いです。

また、後のカードシリーズを遊んだ方からするとダメージ感覚がわからないかもしれませんが、1進化でエネルギー3枚30ダメージ追加効果無しなどといった技がザラにあります。

2進化でもエネルギー4枚50ダメージとか、エネルギー3枚20ダメージでコイントス追加効果とか、そんなものです。

よって、10ダメージの重みが顕著となり、プラスパワーの重要性が非常に高いです。

あと10ダメージで倒せるという場面で倒し切れるかどうかでかなり状況が変わります。

デッキレシピ

ポケモン11枚

ゼニガメLv14  4枚

カメールLv24 2枚

カメックスLv.52 3枚

わるいカメックスLv28 2枚

・トレーナー32枚

いいきずぐすり 2枚

オーキド博士 4枚

超エネルギーリムーブ 2枚

突風 3枚

パソコン通信 2枚

プラスパワー 4枚

ポケモンいれかえ 2枚

ポケモン交換おじさん 2枚

ポケモン育て屋さん 3枚

まきちらせ!ベトベトガス 1枚

マサキ 4枚

夜の廃品回収 3枚

・エネルギー17枚

水エネルギー 17枚

 

以下、キーとなるカードを個別解説。

ゼニガメLv14

ポケモンカードGB2には4種類のゼニガメが収録されています。

技性能だけで見ればエネルギー1枚10ダメージ、追加効果で麻痺を持っているゼニガメLv8を入れたいところではありますが、このカードはゼニガメの中で唯一のHP40です。

カメックス単デッキの常としてゲーム開始時にゼニガメ1枚しか出せないという状況は非常に多く、もしそうなった場合、相手の初手がビリリダマLv13で先攻を取られると弱点で40ダメージを食らいなす術なく負けが決定します。

また、そうでなくてもエネルギー1枚で20ダメージを出せるたねポケモンヒトカゲLv9、ヒトデマンLv15、エビワラー二種などなど収録されています。

これらに対し、先攻を取られた場合にプラスパワーでの1ターンキルもしくは後攻時にゼニガメをもう一体出せずに2ターンかけて撃破されるという事故を無くす為にもゼニガメのHPは50でなくてはいけません。

そうなるとHP50のカードの内、技にエネルギーが2枚必要なゼニガメLv16は排除され、ゼニガメLv15との二択ですがバリヤード対策として考えると固定で20ダメージを出せるゼニガメLv14を採用しました。

カメールLv24

カメールの選択肢は二択ですが、2枚しか入れてないところを見てもわかるように基本的にはポケモン育て屋さんを使ってカメックスにワープ進化するのでそこまで前線で戦うことは考えていません。

カメールLv22の方は攻撃するのにエネルギーを3枚必要とし、3ターンかけてもカメックスになれてないようなゲームはそもそも負け濃厚なので採用理由がありません。

技エネルギーコストが軽くそれぞれそれなりに優秀なLv24を入れています。

カメックスLv52

デッキの根幹にして旧裏面のバランスブレイカー。

カードGB2収録カードでは数少ないエネルギー加速を持っており、体力充分、火力充分と三拍子揃った非の打ち所がない最強クラスのカードです。

さすがに初代GBと比べ対策カードも増えていますが、逆にカメックスを補うトレーナーカードも多数追加されており、決して弱体化したわけではないと思います。

2ターン目で降臨させてプラスパワーや突風で相手のポケモンを毎ターン倒していくのが理想的な動きです。

・わるいカメックスLv28

GB2から追加されたわるいシリーズのカード。

わるいカメールは入れてないので、例によって育て屋さんによるワープ進化前提です。

わるいポケモンの中では扱いやすい技構成で、通常のカメックスハイドロポンプが最大でエネルギー5枚60ダメージのところをこいつのハイドロキャノンはエネルギー4枚70ダメージとコストパフォーマンスが良いです。

強力で採用頻度も高いたねポケモンであるストライクLv25、ブーバーLv31、エレブーLv35、エビワラーLv33といったカード達はHP70に設定されています。

こういったポケモンを一撃で仕留める為にプラスパワーを入れているわけですが、わるいカメックスなら必要エネルギーも少なくプラスパワーが無くても倒すことが出来るのが大きな採用理由です。

また、エネルギー2枚から技を撃てるので、2ターン目に通常カメックスになれなかった場合でもこっちに進化して攻撃していくことが出来ます。

ロケットタックルもそれなりに優秀ですが、注意点としてプラスパワーを付けてこの技を撃つと自分への反動ダメージにもプラスパワーの効果が発動してしまいます。

余談ですが、FRLGより登場した水御三家の究極技ハイドロカノンはこのカードの技が元になっています。

ただ、本家は技名が7文字までという制限があるので若干変えられてしまいました。

オーキド博士

説明不要の高速ドローカード。

正直、ドロー枚数は5枚で良かったと思います。

抜く理由が無いので4積み。

・マサキ

強欲な壺と全く同じ効果。

抜く理由が(ry

ポケモン育て屋さん

後のふしぎなアメに似ていますが、若干違います。

まず出したターンのポケモンは進化させられないということ、そして2進化ポケモンへの進化にしか使えません。

というか2ターン目以降の1進化ならこれ使わなくても普通に進化出来ますからね。

通常なら3ターンかけて育てる2進化ポケモンを2ターンで場に出せる素晴らしいカード。

更に投入した分を中間進化(今回はカメール)のカードを減らせば良いのでデッキへの負担も小さく入れない理由が無いです。

・プラスパワー

ダメージ調整用。

ハイドロポンプは最大60ダメージであり、多くのたねポケモンは一発で倒せますが多くの1進化ポケモンにはダメージが若干足りません。

それを補うカードです。

・超エネルギーリムーブ

本来ならエネルギーは1ターンに1枚ずつしか付けられないので、このカードは自分も一歩下がって相手を二歩下がらせるカードです。

しかしカメックスは1ターンに何枚でもエネルギーを付けることが出来るので、自分だけが進んで相手を二歩下げることが出来ます。

同じく最強候補のサンダーLv68の単デッキはエネルギーが3枚付くまでほぼ何も出来ないので、これでエネルギーを剥がしておくだけで一方的に殴り勝てます。

・いいきずぐすり

カメックスデッキのほぼ唯一と言って良い天敵が、エレブーLv35です。

エネルギー2枚で弱点込みで80ダメージを叩き出してくるので、カメックスが少しでもダメージを負っていると倒されかねません。

そしてエレブーLv35はコンピュータの多くのデッキに入っているので、出会う機会も多いです。

その他にもエネルギー1枚で40ダメージを出してくるビリリダマLv13などもいて、そういった敵と殴り合うのにカメックスを延命するカードです。

本来ならエネルギー1枚トラッシュという対価が存在しますが、前述のようにカメックスは何枚でも付けられるのでほぼノーリスクで扱えます。

・夜の廃品回収

GB2から追加された超有用カード。

トラッシュから基本エネルギーかポケモンのカードを合計3枚まで山札に戻すことが出来ます。

初代GBではトラッシュに落ちたカメックスの回収が困難でしたが、このカードのおかげで序盤からオーキド博士をどんどん使っていくことが出来ます。

今回エネルギー回収装置を入れていませんが、このカードでその役割を担えると思っているので多めに3枚入れてます。

・まきちらせ!ベトベトガス

次の相手ターン終了までお互いの場の特殊能力を無効化するトリッキーなトレーナーカードです。

こちらのカメックスの【あまごい】も使えなくなるかもしれませんが、エネルギーを充分に付けた後などに使えば問題無かったりします。

カメックスミラーマッチの場合にこちらだけエネルギー加速して相手には【あまごい】を使わせないという嫌らしい動きが出来ます。

他にも、バリヤードLv28の【なぞのかべ】やミュウLv8の【ニュートラルシールド】を突破したりプテラLv28の【げんしのちから】を無効化してカメックスへ進化させていったりという使い方が出来ます。

要注意カード

バリヤードLv28

30以上の技ダメージを全て無効化する【なぞのかべ】という特殊能力があります。

ゼニガメの状態で攻撃するのもありですが、きずぐすりやダメージスワップといった不確定要素もあります。

突風で裏のポケモンを引き出して倒すか、まきちらせ!ベトベトガスで対処します。

ねむれ!ねむれ!はコイントスがあるので採用していません。

・ミュウLv8

進化カードからの攻撃を無効化する【ニュートラルシールド】という特殊能力を持っています。

対策はバリヤードLv28と同様。

プテラLv28

このカードが場に存在する限り、お互いのプレイヤーはポケモンを進化させられなくなる【げんしのちから】という特殊能力を持っています。

こちらが先にカメックスに進化させられれば良いですが、先攻を取られてしまうと先に進化されて詰んでしまいます。

まきちらせ!ベトベトガスを使っている1ターンで一気に進化させて突風でプテラを引きずり出し、プラスパワーなどを駆使して倒します。

・ゴースLv13

エネルギー1枚で相手の番の終わりまで相手のトレーナーカードの使用を封じるこわがらせるという技を覚えています。

初手で出されて先攻されるとこちらだけトレーナーカード無しで戦うことを強いられ、非常に辛いです。

対策も特に無く、自力でカメールを引き当てて進化していくしかありません。

先攻コイントスで勝ってさえいれば、1ターン目にトレーナーをフルに使って進化体制を整えられますが。

・わるいラフレシアLv.29

このカードが場に存在する限り、お互いのプレイヤーのトレーナーカードの使用を封じる【アレルギーかふん】という特殊能力を持っています。

まきちらせ!ベトベトガスで対処したいところですが、それ自体もトレーナーカードなので使えません。

ゴースLv13以上に辛いのが、ベンチに居るだけで発動する上に突風なども封じられているのでほぼ詰んでます。

というかゴースLv13と組んで初手はこわがらせる、2ターン目以降ベンチにわるいラフレシアを出しゴーストLv26のポルターガイスト(相手の手札のトレーナーの枚数×10ダメージ)で攻撃していくという完全に対上級者専用のデッキが存在しています。

ゲーム内ではゴーストマスターのトシロンが使ってきます。

相手もそう上手くデッキが回るわけではありませんが、確実な対策というのも先攻を取って先にデッキを回すしかありません。

・ミニスカート

お互いの手札のトレーナーカードを全て山札に戻すというカードです。

上記のゴースLv13やわるいラフレシアLv29とは違う方向のトレーナー封じです。

自らのトレーナーカードも山札に戻すことになりますが、先攻プレイヤーがトレーナーを使いまくった後でこのカードを使うことで自分だけデッキを回して相手には使わせないという嫌らしい使い方が出来ます。

実は今回のデッキに1枚入れようか検討したんですが、超エネルギーリムーブでエネルギーを奪うことで行動を封じた方が汎用性が高いのでそっちを採用してます。

カメックスミラーを意識するなら入れても良いかもしれない。

全体の解説

今回のデッキですが、対人想定しつつもあらゆる相手と戦えるように組んでいるのでチャレンジマシンの50連勝などに挑む際にも使えると思います。

そしてギャンブル要素を極力省いて安定して勝つことを意識しています。

マサキの転送装置、ギャンブラーといったドローカードを入れていないのはその為です。

カメックス単であるのも、ある意味で安定を求めた結果です。

カメックスLv52を中心としてジュゴンLv42、ギャラドスLv41、ラプラスLv31、フリーザーLv35などと組み合わせたデッキはゲーム内でもうっちーやユイも使っていますが、1キルされかねないコイキングや重く序盤何も出来ないフリーザーLv35が初手で来てしまうとどうしようもなくなってしまいます。

最速ターンであまごいコンボを成立させる為に必要なカードはゼニガメカメックスポケモン育て屋さんの三種類。

その他に技を撃つエネルギーが3枚は必要になります。

これらを2ターンでかき集めるわけですが、この内ゼニガメは1ターン目に場に出ていないと進化させられません。

カメックス単騎にすることでゲーム開始時に100%ゼニガメが場に出るということの安定感は、結果的に上記のアタッカーポケモンを入れるよりも素早く火力を出せます。

と言うより、カメックスが能力だけでなく技も強いのがいけない。

カメックスの技がエネルギー3枚30ダメージとかだったら話は別でしたが、実際は単体で60ダメージも出せるわけで。

カードGB2収録カードで最大のHPを持つラッキーLv55やリザードンLv76でもHP120なことを考えると、全ての相手が確定二発。リザードンはそもそも弱点ですが。

こんなバランスブレイカーを生み出したクリーチャーズさんは反省したのか、ポケモンカードneo、カードeでは抑えめなカードばかり作っていました。

しかし権利移行したADVシリーズ以降、株ポケは過去の失敗を繰り返しカメックスexという化け物を生むんですが、それはまた別のお話……?

pokeyuki.hatenablog.com