デオキシススピードフォルムの存在意義とは?
どうも、こんにちは。
今はそんなことないですけど、思えばGBA時代のデオキシスってソフト毎にフォルムが違うとかいう糞ポケモンでしたよね。
最短距離で三角形追っかけるイベントは好きだったんで、ORASで再現されてたのは嬉しかったです。
ノーマルフォルム
50-150-50-150-50-150
私は初めてこいつを見たとき「これは猿ポケモンだな」と思いました。
この感覚が伝わるかどうかわからないんですが、なんかオレンジの毛で地肌が緑の猿に見えたんですよね。
そんな猿居るのって話ですが、ドラクエとかに居た気がする。
あと手の平がでかいですし。
そして全くノーマルではない種族値。
戦闘においてはアタックフォルムの完全劣化。
多分ですけど、ルビサファ作った時点ではフォルムチェンジとか全く考えてなくて「攻撃的な幻出したら面白くね?」くらいで設定されたと思うんですよね。
そう考えると謎のフォルムチェンジシステムの意味もわかってきますが。
今はフォルムチェンジ(メガシンカ含め)するポケモンはHP種族値だけは変えてはいけないという縛りがありますが、それも全てこいつのせいです。
ノーマルを名乗るならALL100であるべき=HPも変動出来るシステムの方が良かったと思います。
どうせ戦闘中に変わるわけではないですし。
グラフィックの関係で地味にGBA時代はノーマルの見た目で中身がディフェンスとかいうことはありましたけど。
アタックフォルム
50-180-20-180-20-150
ファイアレッド限定、高速接近による一撃離脱を体現したポケモン。
しかし残念なことにポケモンというゲームは素早さが回避力に直結していない。
ノーマルから耐久を更に落とし火力を上げているが、ノーマルの時点で耐久はあって無いようなものなので火力が上な時点で上位互換。
ほぼ襷前提のポケモンながら、最近はメガガルに不意打ちでぶち殺される。
眼鏡ヤイコブーストは誰も受けられませんぞwwww
ディフェンスフォルム
50-70-160-70-160-90
リーフグリーン限定のズゴックっぽいようなアッグガイっぽいようなポケモン。
当時はクレセリアが居なかったので格闘受けとしてはそこそこだったが、現在はディフェンスを名乗るくせにHPが低い為に実質耐久が低いツボツボの仲間。
通常ディアンシーとほぼ同じ種族値配分だが、再生技があるので使い方は全然違う。
Sを30くらい削ってHPに回してれば神ポケになれたかもしれない。
スピードフォルム
50-95-90-95-90-180
エメラルド限定、映画にも出なかった後付けのフォルム。
今回の主役にして一番の問題児。
ノーマルフォルムよりノーマルらしい種族値配分だが、相変わらず低すぎるHPと無駄に高すぎる素早さが足を引っ張って評価としてはノーマルと同等かその下。
ここまで弱そうな600族も珍しいと思う。
そもそもディフェンス、ノーマル、アタックの頭文字を取ってDNAで綺麗に収まっていたのに新たにこいつを出した意味とは……?
A.エメラルドの販売促進でーす。
ポケスペでは「遂に完成した最強の第四の形態……!」みたいな扱いでしたけど、どうなんでしょうかね。
ただ、前述のようにノーマルフォルム全然ノーマルじゃない問題を重く見たゲーフリの苦肉の策として平均的能力値に収めた感もあるのでそこはなんとも言えませんが。
素早さがどんなに高くても、こいつもメガガルーラの不意打ちで死ぬ。
昔はエメラルドを買わないとアタックフォルムが神速を使えなかったのでそこに存在意義がありましたが、自由にフォルムチェンジ出来る今はそれも形骸化しています。
巷ではこいつを毒みがで使うという人が居るみたいですが、身代わり割ってくるガルーラやら貫通してくる音技やらの登場により全く安定しない上に禁止枠でやることでもないという。
本当こいつどう使ったら良いんですかね。
そもそも素早さは必要なのか?
ノーマル、アタックフォルムのS150というのは禁止伝説含めてもかなり上位です。
というかそれより上ってテッカニンだけですし。
正直、スピードフォルムは「全ポケモン中最速!」をやりたい為だけにここまで速くされたんですよ。
では、ここまで速くしたことで世界がどう変わったか?
まずタイプ上不利で上を取られてるテッカニンにはノーマル、アタックでは勝てませんがスピードなら勝てるように……ならないんですよ。
何故なら相手は加速なので守る挟まれてS逆転されるので。
じゃあスカーフはどうか?という話ですが。
最速150族の実数値222は、準速スカーフ97族から抜けます。
つまり舞った準速オノノクスやらスカーフガブリアスには抜かれてしまいます。
しかしスピードフォルムなら、104族以上の最速スカーフでしか抜かれません!凄い!
相変わらず舞った準速メガボーマンダやら雨下のキングドラやら加速したバシャーモやらには抜かれてしまいますが。
というかそもそも先制技飛び交う今時の対戦環境で神速があるとは言えこの火力では戦えないんですよ。
ということで、素早さを捨てて耐久と火力に厚く振るのがデオキシススピードフォルムの正しい使い方な気がします。
実は無補正無振りでも最速130族と同速の実数値200なので、振らなくてもほとんど問題無いんです!
よって耐久調整をしてそこそこ火力に振れば、他のフォルムには出来ないバランス型な戦い方が出来ます。
控えめHC252D4振りしたときの実数値
157-103-110-161-111-200
臆病CSサンダースの実数値
141-76-80-162-115-200
……若干耐久が高いサンダースやん!!!!
ということで、デオキシススピードフォルム救済企画でした。
もう今更種族値は大幅に変えられないと思いますが、どんどん伝説にも夢特性配られてるので、幻から一般伝説に格下げにされたデオキシス先生にも次回作あたり夢特性ください!
ノーマルが変幻自在、アタックが適応力、ディフェンスが再生力、スピードが加速。
そうすればノーマルはアタックの劣化ではなくなり、アタックは更に長所を伸ばし、ディフェンスはそれなりの耐久力を確保し、スピードはようやくテッカニンより速くなれます!
……どう足掻いてもスピードがネタにしかならない!