旅パ必須から一転、伝説のレア技となった秘伝技たち
どうも、こんにちは。
七世代では秘伝技の廃止により手持ちの制限が無くなり、秘伝技を覚えていると交換に出せない、秘伝技は忘れオヤジでないと消せないなどの邪魔なシステムも撤廃されました。
なみのり、たきのぼりといった技は対戦環境でも重宝されますが、その他の技について皆さんは考えたことがあるでしょうか?
生き残れた者たち
かつての秘伝技で、七世代でも技マシンとして残っているのはなみのり、たきのぼり、そらをとぶの三種類です。
四世代のみ秘伝技だったきりばらいも、七世代から教え技として復活しました。
ちなみにアローラでそらをとぶの技マシンをくれるお姉さんはジョウト出身で「地元では秘伝マシンと呼ばれてるんだけど〜」という説明をしてくれます。
どうやらアローラでかつての秘伝技をフィールドで使うのは法律違反らしいです。何それ怖い。
規定のリザードン以外で空を飛ぶことは許されないらしいんですが、雨の日とかどうしてるの?
そらをとぶと言えば小学生御用達技みたいなイメージがありますが、守ると合わせて毒ダメを蓄積したり食べ残しの回復を稼いだり出来るので対戦で全く使えないわけではありません。
きりばらいも実は相手の壁やステルスロックを解除出来る追加効果があるので、状況によっては結構強いです。
元々消えゆく運命だった者たち
かつて秘伝マシンから技マシンに格下げされたフラッシュ、いわくだきは今作ではリストラされてしまいました。
そもそもジョウト限定のうずしお、四世代限定のロッククライムは当然のように今作でも実装されていません。
実はロッククライムは力尽くケンタロスで恩返し以上の火力を出せるんですけどね。
三世代、五世代、ORASで秘伝技だったダイビングに関してはそらをとぶと同様に残しても良いんじゃないかと思うんですが、消えてしまいましたね。残念。
ただ、この辺の技は元々世代によってあったり無かったりだったので消えてもさほど違和感は無いというか、技マシン候補から外れるならこの辺りだろうなってかんじですね。
そして伝説へ……
初代ポケモン発売から20年間、秘伝技の代名詞として旅パで活躍してきたいあいぎり、かいりきの両雄も遂に消えてしまいました。
どちらもノーマルタイプ追加効果無しのシンプルな技ですが、いあいぎり先生は序盤、かいりき先生は後半と手に入る頃のストーリー進行時期にはそこそこの威力を誇っているので使っていた人も多いんじゃないでしょうか。
対戦環境で言えば恩返しの完全劣化なので不要な技ではあるんですが、ポケモンと言えば、みたいなイメージがあるのでこの二つの技は残して欲しかったかなぁ……せめて教え技とか。
連続試合出場の記録を持ったレジェンド選手が不本意ながら欠場してしまったのを見るような気持ちです。
レジェンド選手の現在
技マシンから外れたと言っても、自力習得出来るやつがいるはず!
そらをとぶはボーマンダ、ダイビングはホエルオーなんかがレベル技として覚えますからね。
いあいぎりとかいりき……覚える奴居たっけ???
実はいあいぎり、かいりきを自力習得するポケモンは六世代まで居ませんでした。
驚愕の0/721です。
それこそ、秘伝技の代名詞として全世代に登場していたのでわざわざレベル技に設定する必要が無かったんですね。
その分、秘伝マシンでのいあいぎり習得は292匹、かいりき習得は395匹と多くのポケモンが覚えることが出来ました。
そして現在、全国図鑑にして806匹のポケモンが登場していますが、アローラに移ってどれだけのポケモンが習得出来るようになったのかというと……
いあいぎり……カミツルギ
かいりき……カイリキー
以上!
ドーブルを除けば、それぞれまさかの専用技となっていました。
ライドギアで呼べるカイリキーがかいりきを覚えるのはわかりますが、いあいぎりに至ってはウルトラビーストの専用技ですからね。
出世したんだか何だかよくわかりません。
サントアンヌ号の船長はかつて戦時中に居合斬りの達人として恐れられ、その技をポケモンに伝承させる為に秘伝マシンを作ったというようなことを仰っていましたが、ここまでのレア技になるのであればせめて威力70の急所ランク+2技とか、技自体に手を入れて修正しても良いんじゃないの?という気さえします。
これからの秘伝技
次世代では秘伝技が復活することがあるのでしょうか?
ストーリー進行を阻害する為に難癖付けて道を塞ぐという手段がアローラでは多用されましたが、それ始めちゃったらもう秘伝技としての存在意義が薄いので今後は廃止の方向なんでしょうね。
思えば、初代は何人かジムリーダー無視出来たりわりとストーリーに自由度がありましたね。
世代が進んで自由度が減るってどういうこっちゃ。
FF8みたいに主人公のストーリー進行具合によって同じ敵でも強くなるというシステムを導入して、中心の街から好きなところを回っていけるというのも面白いかもしれませんね。