今年の映画「みんなの物語」について思うこと
どうも、こんにちは。
前売り券も発売となり、公式から様々な情報が出始めた今年の映画について。
ゼラオラの正体についての予想とか内容のネタバレとかではないです。
先日劇場で予告も見たんですが、今回のサトシって「キミにきめた!」のサトシと同一人物で良いんですよね?
なんか顔付きが違うのは旅の中で成長したのか、監督が変わった影響なのか。
昨年の映画は子供向けでありながら裏テーマとしてかつて子供だった大人に向けたものだと解釈してますが、今年の映画は正直どこを目指してるものなのか現時点で謎です。
キミにきめた!のヒットって内容も素晴らしかったですが初代リメイクであること、これまでの映画とは路線変更したことが話題になってのものだと思ってますが、二年連続で同じ路線でいくのってマンネリ化しませんか?
ちなみに前作であるボルケニオンの1.5倍以上と言えば聞こえは良いんですが、あれはボルケニオンが悪すぎたというか、ポケモン映画の観客動員って基本的に右肩下がりなんですよね。
ミュウツーの逆襲 76億
ルギア爆誕 64億
結晶塔の帝王 48.5億
時を超えた遭遇 39億
水の都の護神 26.7億
七夜の願い星 45億
烈空の訪問者 43.8億
ミュウと波導の勇者 43億
蒼海の王子 34億
氷空の花束 48億
超克の時空へ 46.7億
幻影の覇者 41.6億
黒き英雄、白き英雄 43.3億(合算)
神速のゲノセクト 31.7億
破壊の繭とディアンシー 29.1億
光輪の超魔神 26.1億
機巧のマギアナ 21.5億
キミにきめた! 35.5億
こうやって一覧で見ると最も高いのが初代であるミュウツーの逆襲、最低なのが前々作であるボルケニオンです。
私が面白いと思うのが、映画の内容と興行収入がリンクしてない点ですね。
ミュウツーの逆襲は別格としても、個人的に名作であると思っている水の都の護神、波導の勇者、キミにきめた!のトップ3が興行成績では下から数えた方が早いという。
あとは前売り券の配布ポケモンもあまり関係無いみたいですね。
通称零度スイクンが配られた幻影の覇者、色違いアルセウスガチャが話題となった光輪の超魔神は同世代と比べてそれほど突出してるわけでもありません。
内容や特典なんか関係無く、各世代の最初の映画の収入は高い、そのまま右肩下がりしていき、次の世代でまた上がってまた右肩下がり……を繰り返して全体の収益は落ちてます。
作品数が増えて映画業界全体で飽和している影響と言えばそうかもしれないですけど、それでも劇場版コナンやドラえもんは近年の作品の方が収益伸びてますし、他のところに原因があると見て良いと思います。
参考までに、コナンは2013年から毎年歴代最高収益を更新していて2017年は68.9億、ドラえもんも歴代収益トップ10のほとんどがこの10年以内の作品で唯一違う10位のリメイク版のび太の恐竜も2006年作品です。
それを踏まえても、五世代→六世代で世代を跨いでも右肩下がりだった流れを止めたのはキミにきめた!の大きな功績でしょう。
しかし前述のようにキミにきめた!は20周年の記念作品であり、初代リメイクであり、ポケモンGOが話題になってから初の映画でもあり、新たな路線であるという大きな話題点を持った作品であることを考えると、今年も同じ路線で作る以上、また右肩下がりにならないかなという不安が生じます。
これまではアニメ本編のキャラクターが出ていたのでアニメを見ている子供たちがそのまま見に来てくれていたかもしれないですが、オリジナル作品となるとそれが減りますよね。
その分、普段アニメを見ていない昔ポケモン好きだった大人達を前作では呼び込めたと思いますが。
一つ言えるのは、ポケモンというコンテンツ自体、世代交代の時期なのかなということ。
20年もやってると、作り手も受け手も色々と変わってきてしまいますよね。
メインキャラの中ではこの婆さんが気になるところ。
絶対ラスボス。主に声優が。