【中編】ポケモンカード(ADV〜DPt)で公式大会そこそこ勝ち進んだ話
どうも、こんにちは。
前回からの続きです。
前回予選のハーフデッキについて紹介しましたが、私は三世代は最終的にカメルギにラティ兄妹を入れたりして使ってました。
δ種ラティオスexは、安い逃げるコストとアイスバリアにより相手のルギアex等のエレメンタルブラストを受けないのが特徴です。
また、水タイプなのでカメックスexとの相性が単純に良いです。
δ種ラティアスは、ラティオスと組み合わせることで電鋼無の3枚でエクストラキラーを使うことが出来ます。
エクストラキラーは80ダメージなんですが、このラティアスは電気鋼タイプなので相手のカメックスexの弱点を突いて一撃で倒すことが出来ます。
カメックスexとルギアexしか場に出てなかったりするときにワープポイントでカメックスexを強制的にバトル場に呼び寄せます。
自身はラティオスexのポケボディーにより逃げるコスト無しで逃げることが出来ます。
ワープポイントは旧裏時代からあるカードで、ポケモン入れ替えと突風を合わせたような効果のカードです。
三世代ポケカに突風のような相手のベンチポケモンを引きずり出すトレーナーカードは存在せず、相手のベンチが少ないときにのみワープポイントを使うことで狙い撃ちが出来ます。
ポケモン逆指名が最近復活したらしいですが、この頃にあれば強かったかもしれないですね。
というかカメルギミラーで相手のカメックスを先に殺すゲームになる気がする。
ハーフデッキはそんなかんじでみんな使っているカメルギなんで面白みも無いんですが、スタンダードは色々なデッキを一応使っていました。
というかスタンダードの方がデッキのバリエーションが多く面白かったんですが、結局私は普段の店舗大会では時間効率を優先してカメルギをスタンダードにして使ってました。
スタンダードのカメルギは、それはそれでやれることが多いので強いんですよね。
ただ、バトルロードやPCLに挑戦で使っていたのがロケット団デッキで、とにかくやることが多いので使ってる側は楽しいですが使われてると疲れるデッキですね。
このデッキの核となる、わるいカイリューです。
ロケット団構築済みデッキのシルバーバージョンの方のやつですね。
ブラックバージョンはわるいバンギラスなんですが、それはそれでカッコよくて使ってましたがまた今度。
わるいカイリューはダークトランスというポケパワーを持っていて、場にある悪エネルギーを自由に動かすことが出来ます。
フシギバナのエナジートランスと似てるんですが、草タイプのフシギバナと違って悪エネルギーは入れられる枚数に限りがあるので重要度は全然違います。
今は基本悪エネルギーがあると思いますが、当時は特殊悪エネルギー、ダークメタルエネルギー、レインボーエネルギーなどの限られた特殊エネルギーしか悪エネルギーとして使うことが出来ませんでした。
ダークメタルエネルギーは、悪と鋼の両方のエネルギーとして使える代わりに技の+10効果も被ダメ-10も無いカードです。
当時の悪、鋼デッキへの救済カード。
レインボーエネルギーなどはデメリットがあるので、純粋な悪エネルギーとして使えるのは特殊悪とダークメタルの合計8枚だけ。
この少ないエネルギーを、ダークトランスを駆使して遣り繰りするのが私が使っていたロケット団デッキです。
基本エネルギーをサーチ出来るカードはたくさんありますが、特殊エネルギーをサーチ出来るカードは少ないのでそこでも工夫が必要になります。
次にわるいハクリューについて。
旧裏面のものと同名のポケパワー「しんかのひかり」なんですが、三世代のこちらはバトル場でしか発動出来なくなっています。
実質の劣化ですが、逆に旧裏が強すぎた。
効果は自分の番に一回、山札から進化カードをサーチするという優秀なもの。
わるいハクリューは実はこの構築済みデッキにもう一種類入ってるんですが、そっちはゴミなので、スタンダードデッキを組むのにこのわるいハクリューとわるいカイリューを揃える為に構築済みハーフを大量に買わされることになります。
このデッキでもう一つキーとなるカードが、わるいマルマインです。
わるいマルマインはダークナビゲートというポケパワーを持っていて、自身にエネルギーが付いていないとき山札から悪エネルギーまたはダークメタルエネルギーをサーチして付けることが出来ます。
要するに、エネルギー加速装置です。
本来はバトル場に出し、ダークナビゲートでエネルギーを付けてエナジーボムでベンチポケモンに分け与えるという使い方なんですが、わるいカイリューと組み合わせることでベンチに居ながら毎ターンダークナビゲートを使うことが出来るようになります。
カイリューは一匹育てば充分ですが、わるいマルマインはベンチに二枚は揃えておきたいですね。
これらの悪のポケモン達をサーチしてくるのに有用なのが、R団のペルシアンexです。
ちなみにこのカード自体WHF内のPCLに挑戦コーナーかバトルロードの参加賞というレアなプロモーションカードです。
ポケパワー「ダークコール」は自身がベンチに居るとき、山札からわるいポケモンやR団のポケモンをサーチして手札に加えます。
バトル場にわるいハクリュー、ベンチにR団のペルシアンexを揃えることでポケパワーだけで毎ターン二枚のポケモンをサーチして来れます。
進化カードが非常に多いデッキなんですが、最初にわるいハクリューを持ってくる手段が必要になるのでロケット団のモンスターボールを補助として入れてありす。
効果は山札からわるいポケモンをサーチして手札に加えるというもの。
ロケット団のモンスターボールなのに、ロケット団のポケモンは持ってこれない謎。
このデッキの理想的な流れは
最初にバトル場にミニリュウを出して次ターンわるいハクリューに進化、しんかのひかりでR団のペルシアンを持ってきてベンチで進化、ダークコールでわるいマルマインを持ってきて進化しダークナビゲート、次ターンのしんかのひかりとダークコールでわるいカイリューとわるいマルマインをそれぞれ持ってきて進化、ダークトランスしつつダークナビゲートでエネルギー加速
ということですね。これ伝わるのかな?
完成すると、手札からの付与を合わせて1ターンに3枚のエネルギーを場に蓄えてそれを自由に動かすことが出来るようになります。
ポケモンカードをやったことがある人はこれで強さをわかってください。
ここまで場の補助ばっかりして来たんですが、手札の補助としてはロケット団のミッション。
手札から1枚トラッシュして3枚のドローなんですが、わるいポケモンかR団のポケモンをトラッシュすると4枚ドローになります。
他にドロー系のサポーターはいくつかありますが、このデッキならほぼノーリスクで使えるのでこのカードで良いです。
進化ポケモンを持ってくるのは散々説明しましたが、種ポケモンを呼んでくるのがこのマユミのネットサーチ。
3タイプまでの種ポケモンをそれぞれ山札からサーチ出来ます。
このデッキで言うと、ビリリダマとミニリュウと何か悪ポケモンを持ってこれます。
3枚もサーチ出来る上にexポケモンも呼んでこれるのが非常に強力。
場を整えた後、相手のポケモンと撃ち合うのに有用なスタジアムがロケット団のアジトですね。
お互いの場のわるいポケモン、R団のポケモンのHPが全て20増えます。
ロケット団デッキ使ってる人はそんなに居ないので、特にデメリット無く自分の場だけ強化出来ます。
悪エネルギーとダークメタルエネルギーの8枚と書きましたが、それらはダークナビゲートで持ってこれるので良いとして、序盤の手札からのエネルギー加速として入れていたのがR-エネルギー。
ターンの終わりにトラッシュが必要ですが、悪エネルギー2個分として働き与ダメも+10されます。
プラスパワー的な使い方も出来るので、終盤のダメージ調整にも。
他に、レインボーエネルギーも4枚入ってたと思います。
ダークトランスのおかげでデメリット無く使えるので、適当なペルシアンあたりに付けてからトランスでバトル場に持ってきてました。
ここまでデッキの核となる補助カードばっかり紹介してきたので、ここからアタッカーとなるexポケモン達。
まずはR団のエビワラーex。
ポケボディー「はんげき」は今で言うゴツゴツメットで、攻撃を受けた時に20ダメージの反撃を与えます。
最初にミニリュウが来なかった場合などにとりあえずバトル場に出して壁にしておくことも出来ますし、レインボーエネルギーを使ってマッハパンチで地道にダメージを稼いでおいたりします。
続いてR団のライコウex。
このカードはバトルロード参加賞かロケット団スペシャルボックスの購入特典のプロモーションです。
ポケパワー「いなびかり」は手札から悪エネルギーを付けた際に相手のバトル場のポケモンをベンチと交代させる効果があり、任意で何度でも発動出来るのでベンチに置いておいても強いです。
サンダーブローは電エネルギー×10ダメージ追加ですが、ダークトランスでレインボーエネルギーを移動させることでダメージを調整出来ます。
あとは特殊悪エネルギーのダメージ追加も乗るので、見た目以上に火力が出ます。
というかわるいカイリューもそうですが、悪ポケモンは特殊悪のダメージ上昇もあるので当時にしても元の技ダメージを低めに設定される傾向にあります。
なので普通は特殊悪エネルギーの使い所が重要になるんですが、ダークトランスがあるので付けたままのポケモンが倒されない限り好きなときにダメージの調整が出来るのもこのデッキの強みですね。
このデッキの最高火力を出してくれるR団のニューラex。
ダークサークルは自分の場の悪ポケモンの数×10ダメージ追加ですが、このデッキは基本的に悪ポケモンしか入ってないので実質場のポケモンの数×10ダメージ追加ですね。
これだけで90ダメージ、特殊悪4枚付けで130ダメージでカメックスexなど二進化のexも一撃で葬れます。
R団のハッサムex(とストライク)。
ローリングクローはトラッシュに落ちてしまった特殊悪エネルギーを回収することが出来て、R-エネルギーも無駄無く利用出来るんですが進化前のR団のストライクexが使いにくかったりで事故の原因になることも。
最後にロケット団参上!を紹介します。
この頃は珍しいトレーナーのレアカード。
ほぼロマン枠なんですが、一枚しか入ってないペルシアンがサイド落ちしちゃうとヤバかったりするので意外と有用。
このように、ポケパワーやポケボディーを駆使して場を動かすポケモンが非常に多く、ターン内のやることが多く使ってると楽しいデッキです。
ただしレアカードをふんだんに使っているので資金力が必要。
特にR団のペルシアンex、R団のライコウexは限定カードなので当時でも両方持っているプレイヤーはそんなに居なかったんじゃないですかね?
私が公式大会で一番勝ち進んだのはこのデッキを使っていたときですが、実は当時店舗大会でよく戦ってた人がWCS日本代表として出場して準優勝してたりします。
その人にも普段やってて手も足も出なかったわけでもなく、むしろ店舗優勝で言えば勝ち越してたと思うんですけど、まあ、大事な試合で勝てるかどうかは別なので。
今回で終わるつもりでしたが、あまりに長くなったので次回DPtシリーズまでを語ります。