劇場版ポケモン 光輪の超魔神フーパ感想、他
タイトル通り、今年の映画見に行ってついでにポケモンセンターメガトーキョーにも行ってきました!
ポケモン映画はダークライ以来なので色々と思うところはありますが、とりあえずポケモンセンター広島開店記念の色違いギャラドス、そしてフーパを妹のROM含めて4体ずつ貰ってきました!
(あとついでに無限に貰えるコイキング)
そして移転後初のポケモンセンター!
やっぱりポケモンは人気ですねー。
外国人の方もちらほらと居たり、とにかく盛況でした!
みがわり人形とか欲しいなーってざっくりしたかんじで行きましたが、店に入るとあれも欲しい!これも欲しい!
気付くとカゴが商品でいっぱい。
計算して入れてたんですが、値段書いてない商品が思ったより多いんですよね。
この人形は700円くらい、みたいなぐるナイ方式で買い物してたんですが、途中でその人形が1500円だと発覚したり表示が税込ではなく税抜きだったりして予定金額を軽くオーバーしそうだったのでビビってかなりの商品を戻しちゃいました。
でも、戻してる最中にも新しい欲しい商品と出会ってしまう。あれは魔界ですね。
結局8000円ほど購入して、映画見てラーメン食って帰ってきました。
そして欲しかったみがわり人形は売ってなかった。
戦利品の一部
以下、映画の感想です。
ネタバレも含みますので、まだ鑑賞してないという人は注意してください。
まずは短編映画『ピカチュウとポケモンおんがくたい』について。
ポケモンの短編映画は長らく無くなってて去年復活したとのことですが、自分も長らく観てなかったので少し構えて入りました。
何故ロケット団のニャースやソーナンスまで仲良く合唱してるのか等の細かいツッコミ所は無視したとして、出来としてはそれなりに良かったと思います。
アニメのポケモンというのは基本的に鳴き声が2パターンくらいしかありません。
それも自分の名前を声に出すか、文字にならない叫びだったりがほとんどです。(イシツブテの「イラッシャイ」はなんなんだろうか)
それぞれのポケモンが一つの音を出し合って合唱(というかリズムセッション)を作り上げるというのは設定を活かした良いストーリーだと思います。
周りの子供達もノリノリで、自分も一緒に歌いたくなるような楽しい短編でした。
画面的なことを言えば、かつての短編の『ピカチュウたんけんたい』や『ピチューとピカチュウ』は背景に作り込まれた奥行き感があって、ポケモンの目線での広い世界というのを描いていたという印象があります。
一方で今回の映画、音楽隊が十数匹のポケモンで構成されているので、とにかく画面がごちゃごちゃします。
それに合わせてか背景は手抜きと言われても文句は言えないほどにほとんど何も描かれず、ただ木がある。空がある。とかその程度のものです。
しかしそれだけの記号で充分で、それが逆に手前のポケモン達を引き立たせ、一匹一匹の表情、動きに集中出来ました。
総評として、過去の短編と比べても遜色の無い良い子供向けの作品だと思います。
次に本編である『リングの超魔神フーパ』について。
映画館で観るのはダークライ以来、テレビでシェイミとアルセウスは観ましたがそれもかなり前。
普段のアニメも全然見てないので、本当に久々のポケモンでした。
なので、最近のアニメの傾向などわかってないので的外れなこと言うかもしれません。
まず観終わってすぐに思ったのは、こんなに内容の無い映画はなかなか無いぞ、でした。
ストーリーを纏めると、壺が壊れてでかフーパが暴れる→ちびフーパとサトシが時間稼ぐ間に壺を新しく作らなきゃ→壺完成、なんかフーパも和解して終わり。
本当にこれだけの映画で、「いつ本題に入るんだ?」と思ってる内に終わりました。
一応製作者さんの為に弁明すると、短編もあり、登場する伝説が過去に無いくらい多く、一匹一匹に見せ場を作った為にストーリーを描く時間がほとんど無かった作品だったとは思います。
その為に登場キャラクターも本当に最小限、映画の八割方は伝説のポケモンのバトルシーンで構成されています。
サトシ以外のメインキャラは、ロケット団を含めほとんど出番が無いです。ほぼ序盤だけ。
バトルシーンのCGは迫力あり、疾走感ありで特に文句はありません。
細かいシーンやセリフは良いところも多いのですが、とにかくストーリーの本筋が弱い。
フーパの時空を繋げる能力に何か隠された秘密があったりするのかと思いきや、特に何も無くドラえもんの取り寄せバッグのようなただの便利アイテムとしての扱い。
一応映画のテーマとしては「内なる自分との戦い」ということになるんでしょうか。
以下、自分のかなり強引かつ勝手な解釈です。
100年前に自分の力を誇示する為に暴れていたフーパは爺ちゃん仙人に封印され、戒められている間にゲストキャラ兄妹との生活の中で初めて対等に接してくれる家族というものを知ります。
多分、フーパはずっと孤独だったんですね。
孤独だから力を誇示して認められたかった。
舞台は現代になり、フーパ自信は改心したものの、今度は壺に100年間封印された力(影)が自我を持ちフーパ本体を取り込もうと暴れます。
つまり神様から分かれて魔封波で封印されてたピッコロですね。
中盤、サトシの望みを叶えようとするフーパですが「ポケモンマスターは誰かに出してもらうものじゃない。自分自身がなるものなんだ」という言葉を受け、自分の力で全てが思い通りにならないことを学びます。
映画終盤でフーパは「自分の影」を否定せずに受け入れ、その力を他人の為に使っていくことを誓ったことで戒めが解けます。
物語を頑張って拡げ、繋げるとこういう内容になると思いますが、それぞれの描写がそこまで掘り下げられてないので監督には全然別の意図があるのかもしれません。
というかこの映画に深い意味なんて無いのかも。
結局あの仙人一家とアルセウスとの関係も特に描かれず謎ですね。
まあ悪い部分ばっかり書いてしまいましたが、マサラ痴呆人のサトシさんがラティ兄妹やルギアのことをちゃんと覚えていたり「科学の力ってすげー!」って言ってみたり、見所もあります。
というかオープニングでアルトマーレのラティ兄妹が出てきただけで泣きそうになりました。おっさんになると涙腺が緩い。
あとは藤原竜也演じるバルザがかっこいい!
活躍した場面は少ないですが、ウォーグルに乗る姿がイカす!若干シスコン!
フラッシュの為だけに毎回出されるソルロック!
バルザ兄妹がほぼ壺作ってるだけのキャラクターなのが残念です。
あとは、ヒポポタスに注目ですね!?
正直ポケモンの中でも地味なヒポポタスがあんなにクローズアップされるのも驚きですが、まさか砂かけがあんな活躍をするとは。(砂が必要なだけだったらフーパ先生に取り寄せてもらえば良かったのではないか)
レックウザの竜巻もそうですが、ゲームでは大したことない技もアニメだと強かったりしますね。
総評では、残念なことにダークライより下の作品だと私は感じました。
私の中では短編は完全な幼稚園や小学生向け、本編は中学生以上も楽しめるのがポケモン映画だと思ってます。
なので一時期短編が無くなったときに映画本編がかなり子供向けになったのは仕方ないのかな、とも思いました。
今作は短編が復活したから本編に深いストーリーがあるだろうと勝手に妄想して見に行ったので裏切られた感があります。
バトルシーンだけで満足出来る人には面白いかもしれません!
くぎゅうちゃんが好きな人は必見だと思います!
そして最後に出てきた次回作のポケモン……メガノコッチ?使徒?
謎です。